グチョる?

台風4号がやって来た。


ガッコが休みになること願う生徒らは、やって来ることを切望していた。


ま、その気持ちはわからないでもない。


大阪が台風で大被害っちゅの、ついぞ聞かない。
ゴーゴー風が吹いても、「わ〜っ、すげ〜っ!」って言うだけでことが済む。
電車がしばらく止まるだけ。


昔はそうでもなかった、雨戸立てきったり、雨戸のないところには木を打ちつけて補強したり、強くなりつつある雨の中、屋根にシートを被せたりしている家も多かった。
下水道が今ほど整備されていなかったからだろう、街中でも場所によっては床下床上の浸水は結構あった。


午後、願いが叶った彼らはウキウキと帰っていった。いや、何人かは、帰らずにどこかに遊びに行った。


川沿い山沿いに暮らしている者と、台風が来てもガッコが休みになってカラオケに繰り出す者との間にある懸隔は大きい。


原発施設で下請け仕事に従事している者と、原発を再稼働させないとこの国は立ち行かなくなるとうそぶいているものとの間にある懸隔は大きい。
原発村で暮らす人々は、事故の不安を訴えながらも、原発が動かないと目先の暮らしが危うくなるから、再稼働に賛成する。


立場が変わると、主義主張は揺れる。誰のために何のために、何を捨て何を取るのか、揺れない自分でいたいと思う。


臨時の授業変更があったおかげで、授業がひとつなくなった。
昨年までのオレなら「ラッキー!」と思っていたのだろうが、今のオレ、「なんだよ。ったく〜!」と、思ったりして、
立場が変わると、主義主張は揺れる(笑)


最近知ったが、台風にはニックネームというか、名前が付けられているそうで、


4号の名は「グチョル」


グチョらないグチョりますグチョるグチョる時グチョればグチョれ


この辺りは特に何でもなかったのに、ちょっとグチョった(爆)。