食は太陽にあり

朝、ちょうど出勤の頃に「金環食」。


玄関出たら、集合住宅の住民のみなさん、オレが言うのも何ですが、起き抜けのだらしない表情と格好で、怪しげな眼鏡手にして階段付近にまろび出て東の空を仰いでいる。


「おっはよ、ごっざいま〜す!」と挨拶しながら階段下り、チャリに跨るオレの進路は西。


当方、観察眼鏡持っておらん。のだけんど、折角だからちょいと拝んでやりましょかしらんと、進路とは反対の卯の方角、この時間にしてすでに結構高いところにいる太陽さん、裸眼でチラ見したら、まだ夏前の朝のくせにギンラギラギラ輝いておって、こんなのまともに見たら3秒でお目々が潰れてしまいまする。


ので、ほんのチラ見で断念。欠けていると言われたら欠けているよな気がしただけで断念。


そんな太陽を背にして西に向かう道中、道路沿いの民家や商店の方々、老若男女、やはりまろび出ておって、
観察眼鏡手にしている者、黒い下敷き様のものかざしている者、黒いゴミ袋かぶっている者、勇猛果敢に裸眼でチャレンジしている者、あれこれ。


光の色がいつもと違って、薄くて黄色っぽくなったよーな気がしながら、職場に到着したのであった。


なんだけど、人類の英知といいましょうか何といいましょうか、


オレがこの世に100人いても、いや、1000人いても、いや、たとえ1億いても、


今朝のこの時間に、太陽と月が重なりまっせ。滅多におまへんで。おもろいでっせ。


というようなこと、事前にはわからんわけで、


ニンゲン、それぞれに役割っちゅのがあるわけだ。


オレの役割っちゅのは、


ロクデナシどもが過去に書き散らした文章を、ティーンエージャーたちに、「おもろいやろ?」と、唆(そそのか)して、ロクデナシを再生産することと(笑)、


ロクデナシどもが拵えた音楽楽曲を、ロクデナシどもが奏でるのを、「おもろいなぁ、おもろいやろ?」と聴いたり、聴かせたりすることであります(爆)


そんなウチのユニットの主催イベント"さるの恩返し"は、6日後。


2012年5月27日(日)「さるの恩返し」at 京都"夜想"


ウチ主催のイベント、金環日食より珍しいので是非〜。