スノッブ

授業という名の仕事片付け、
学校行事の下見という名の「文楽鑑賞」。


ここはひとつ勉強がてらと思ったので、その方面に詳しい同僚が拵えてくださった資料などめくりながら鑑賞しておりましたら、


空席目立つ客席の、ふたつ空いてる席の隣でひとり鑑賞しているご婦人が、途中休憩の時、オイラににじり寄ってきて、


「申し訳ないですが、紙の音が気になるので控えて頂けませんでしょうか?」と宣う。


当方、がさつなニンゲンではございませんので、そんなこと言われるほどガサガサやっちゃぁいませんのですが、


「あー左様でしたか、これは失礼致しました」


と、後半は紙を触るの控えさせて頂いたのでありますが、


浄瑠璃って、庶民の娯楽だったんでしょ?
展開されるお話だって、俗の極みなんざんしょ?
お高くとまって観劇するもんでもないっしょ?


後半の演目は、見所いろいろあって、面白かったのですけんど、


やってる方も、観ている方も、「お芸術なのでござい」
など思ってたり、言うてたりするから、あかんのじゃないの?


スノッブ、やーね。と、思った次第。


終演後、スノッブではない、ざっくばらんな居酒屋「ハッピィ」で、わ〜いわい。
当方、ありとある芸術に興味津々ですけんど、お芸術に興味はござんせん。
何ごとも、生き方考え方、立ち位置、姿勢の問題ですにゃ。


ちゅこって、


がさつな(笑)オイラの明日の公演は、恐れ多くも畏くも、出演5団体のトリのようでございまして、21時40分頃登場の予定であります。


気取らない文化人の皆さま方のお越しをお待ち申し上げております。はい〜!