「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と言えり
噂に聞くだけで、
手に取るに至っていなかった漫画『テルマエ・ロマエ』
映画化アニメ化もなったとかいう『テルマエ・ロマエ』
1〜4巻を精読。
古代ローマ帝国と、風呂にまつわる蘊蓄多数。
そー言えば、随分長いこと、デカイ風呂に入っていない。
出不精なオイラが、温泉に行きたくなった。
「平たい顔族」にしては、凹凸のある面相ではあるが、オイラもやっぱりジャパニーズ。
にしても、
3巻所収の、巨万の富を得た「解放奴隷」が、超成金で悪趣味であったというエピソード、
現代の本邦においても同じという見立てが興味深かった。
本邦における「解放」やら「成金」やら、突っ込んだ話をするといろいろややこしいこともあるので控えるが、
「ブランド物」わらわら身に纏ったり、「外車」転がしたりすれば、自身のニンゲンとしてのランクが上がったと思える人、ぎょーさんおいでになるわけで、
「精神の豊かさ」と「資産の豊かさ」ちゅのは別であるというお話。
でもって、
ニンゲンをランク付けして来た、そして今も、し続けているニンゲンの歴史っちゅの、
愚かですな。
何年生きとるねんニンゲン。