昼の訪問者

雨の訪問者』、へてから『夜の訪問者』っつーと、ブロンソン
当時は配給会社、洋画の邦題うまく考えてましたよな。
どっちも観てるが、『雨の訪問者』の方が面白かった。よーな気がする。
今となっては、どっちもほとんど覚えてないけれど……。


あー、も一度観たくなってきた。


なのだが、それはさておき、真っ昼間の訪問者。


事務からオレにテレフォン。コーコーセーに配布する新聞作ってる会社の人が面会に訪れているという。
一応、学年主任たらいうもんやっておるので、向こうさんに用はあるのかも知らんが、オレとしてはそーゆーヒトに用はない。断じてない。決してない(笑)。
なんなのさまったく、メンドーくせぇなぁ。オレ、まだ昼飯食っておらんのよ。
と、腰を上げたら、ひとつ上の学年の主任が、「あー、それなら前に原稿掲載の依頼したことあるからボクと間違ってるのかも?」と言うので、「お任せお任せ、行って行って」と押し付けたら、


真冬でも半袖シャツの奇人変人主任、すごすご戻ってきて、やっぱりオレに用があるようだという。


設楽りさ子、じゃなくて、今は三浦りさ子、じゃなくてぇ、


したら、


そのオレに用事だという会社の男、


前任校で担任していた元生徒だった。


ココにオレがいること知って、営業にかこつけて、会いに来たのであった。


16年ぶりの再会。


聞けば、


センター試験当日に高熱出して、うんうん言いながら受験したヤツだけに、


起伏に富んだ波瀾万丈の人生を歩んでおるよーで、


オレも、かなりの波瀾万丈七転八倒紆余曲折の人生なのですけんども、


久闊を叙して、最下位を、いや、再会を約したのであった。


振り返るに、


この男の担任をしておった時のオレは、16年ぶりに再会した、今目の前にいるこの男の今の年齢だったわけで、


この男の顔見ながら、


そりゃ、老けるよなオレも……。


と、思ったかというと、


あんまし変わってねぇじゃん、オレ。


と、月日の流れにあくまでも逆らって生きているのだった。


ま、ヤツが、「この人も老けたなぁ……」と、思ったかどうかは、


Just another story...