下衆の勘ぐり

なのだが、あながち外れではないかもというお話。


週刊誌は買わないし、読まないけれど、
新聞に載っかっている広告の惹句で大体の内容は知っている。つもり。


「ダブル選挙」前にして、元府知事にして市長候補者に対するバッシングが週刊誌数誌によって行われている。


家族親族がヤ○ザだったとか、父親が自殺しているとか、同和地区に居住していたことがあるとかないとか、


仮にそれが事実であったところで、当の本人とは関係のない、言うも恥ずかしい誹謗中傷の限り。真っ当な言論人のやることではない。


パッと見、何としてでもどんな手を使ってでも当選させたくない勢力の仕組んだこと、彼によって既得権を侵されることを何としてでも阻止したい連中の企んだこと、と思うのだけれど、


いや、ちょっと待てよ……。と。


今の時代、本人の能力資質に関わりのない煩瑣なことをリークし、そのことを中傷することで、それが民意に対する当の本人のイメージダウンになると、出版者とその後ろにいる者どもが本気で考えているとは思えませず、


これって、


本人承知の上の、というか、本人自身とそのブレーンが仕組んだ選挙活動なのではないかいな?


と、オレなどは勘ぐってしまうのであります。


ダーティーな部分を乗り越えて今に至るという英雄伝説を、出版社と結託して自ら作り上げながら、アンチヒーローとしての自身を選挙前に演出し、それを利用して頂点に立とうとする者の描いたシナリオなのではないかいな?


と、オレは勘ぐってしまうのであります。


そこそこアタマのいいヤツならそれくらいのことするでしょ?


地道に辻辻を駆け回って広報活動するよりも、マスコミ使う方が効率的ですやん。


しかも、己の宣伝をしてくれるマスコミは、表面的には自分の「敵」。


「敵」が巧妙な手を使い、貶めるかのように見せつつ自分の宣伝をしてくれる。


真実は、


選挙後に、当の本人が今回の各誌の報道についてどういう態度に出るかを見ればわかると思う。


ということで、


かくかように、相当に危険な人物だとオレは思っております。


誰が誰にどう騙されるのか、騙された後、人々がどこに行くのか、


なんだかとてもきな臭い……。