緊張と緩和、そして権利と義務
故・桂枝雀がよく言っていた、
「緊張と緩和」
笑いだけでなく、音楽にも当てはまるわけで、
今夜の「HARD RAIN」で、痛感致した。
トップバッターさんは初見だったが、
その他は勝手知ったる、知っているけどひと癖もふた癖もあるバンドさん勢揃いで、
良い音楽ってのは、ひとえに、
「緩」と「急」のバランスが心地良い。
トークが「緩」の役割を果たすこともあれば、ミドルやスローな楽曲が、リズムパターンの変化が、そのバンドの懐の深さを垣間見せてくれる。
でもって、ひとつの楽曲の中に、
「ひそひそ話」や「井戸端会議」や「人間宣言」や「怒号」が入れ替わり立ち替わり現れたりすると、それはもう須く素晴らしい。
いや、"モンスターロシモフ"のことですが。
あー、ちょっと誉めすぎかもしれんが、欠点もあるっちゃあるんだろーが、
今夜のロシモフ、拙者、ちょっと感動致した。
義務を果たさねー輩が、権利ばかり行使するとかいう当世、
いみじくも本人がステージ上で語っていたように、
"モンスターロシモフ"を聴きに来る権利は、万人にあるのですけんどもね。
でもって、
"THE ITACHI"や、"三文からす"や、"がらんどう"を聴きに来る権利もまた、
万人にあるんですけんども。
ほんでもって、
"The Monkey Business Extra Light"を聴きに来る権利もまた、
万人にあるんですけど〜。あるんですよ〜い!