ひとつになんかなるなよ
「日本の強さは団結力です。ぼくも精一杯協力します」
「ひとりじゃない、みんながいる。世界中の人たちが日本を応援しています」
「みんなが笑顔になれますように」
「ひとりひとりができることをやりましょう」
「日本がひとつのチームなんです」
「みんなでやれば大きな力に」
こういう「プチ・ナショナリズム的言説」繰り返し垂れ流すテレビ見ていて、
こういうことを臆面もなく言ってしまえる人々や、これを聞いて、「えーこと言うなぁ」と、勇気づけられたり鼓舞されたりする人々がいることに驚き呆れる。
「世界中の人たち」と言うなら、「日本」じゃなくて「世界」をひとつのチームと考えてはいかがか?
具体的なビジョンを何一つ呈示しないでおきながら、「みんながひとつ」になって一体何をやらかそうというのか?
薄っぺらい情緒感情だけが先走って、内容空疎意味不明。
かつて、役者・小沢昭一氏が戦前戦中を振り返って言った言葉、
「ひとつになんか、ならないでください」
一致団結が一億一心となり、それが「愛国心」という名の「化け物」に変わってひとり歩きし始めたことをみんな知っているだろうに。
とりあえずオレは、
相方とふたりで、音楽やらかします。
他でもない自分たちと、その時目の前にいるお客さんのために。
5月は3本
5月 1日(日) NAMBA Mele
5月15日(日) 京都御池 夜想
5月25日(水) 扇町 para-dice
その方がずーっと、現実的かつ具体的だっしょ?