噂の真相
噂のチェーン・メール
友人知人少ないからか、友人知人に賢明な人が多いのか、よくわからんが、
オレの所には1通も来ない、来なかった。
根拠のない「節電要請」メールが大半で、製油所の火災を受けた「雨と一緒に有害物質が降ってくるので注意」などや、偽りの「公的機関による支援物資募集」などもあったらしい。
"Twitter"でリツイートされてるの結構目にしたから、大筋は知っているが、実物をお目にかかっていない。1通も来ない。来ないで幸い。
そして、"Twitter"では、
「この状況下で原発反対を唱えるなかれ」という論調が、正義であるかのようにはびこっている。
我々の安全を守るため、命を賭して現場で働いている「東電」の人々に失礼だ。そういう想像力も働かないのか!
という趣旨のようだが、
命を賭した仕事に追いやられる人々がいるからこそ、今ここで「原発反対」を唱えるべきではないのかとオレは思う。
オレが勤務していた最初の職場、大学に進学する者はわずかで、成績優良だった生徒は電力会社か電鉄会社に就職していった。それが、実業高校を卒業していく生徒の出世コースだった。
そして、電力会社に就職した彼らの多くは、原子力発電所勤務となった。
原発を稼動させ運用させている人々は、放射能から遠いところにおり、日々、被爆の危険を孕む現場で仕事をしているのは彼ら。いや、もっと言うと、本当に危険な現場で作業をしているのは、下請けの下請けで雇用されている人たち。
99年の東海村臨界事故の記憶は新しい。
この構図、戦時下に似てはいないか?
命を賭して戦う人々がいる一方で、戦いから遠く離れたところでそれを稼動させ運用していながら、身体にも経済的にも痛みを感じない者どもがいる。
命を賭して戦う者、戦った者どもを愚弄するな。今の我々があるのは、彼らのおかげなのだぞ。
と、言わせたい者は決して戦わず傷つかず、高いところにいて己の財を守っている。
「原発」は、そんなシステムとして動いている。動いてきた。
CO2の排出量が少ないというのが、免罪符になっているけれど、我々が幸福に生きるために本当に必要なシステムなのかどうか、民衆のためにある以前に利権のために動いているシステムなのではないのか?
利権団体と結びついた政権政党や、電力会社と自動車産業界が大口スポンサーである大手マスコミが、どこまで本当のことを言うのか、言えるのか?
そんなことどもを疑ってかかることが、まさに今、必要なのではないかと思う。
震災後4日目、
福島第一原子力発電所、依然制御不能。2号機原子炉圧力抑制室損傷。