未来はあなたの手の中?
ウチの夫婦にゃコドモがおらん。
別にいらないと思ったわけじゃなく、作らなかったわけじゃなく、諸々の事情によって、持つタイミング失って今に至る。
のだが、
それはそれでいーんじゃねーの。そーゆーもんだし。
と思って、オレと細君、ふたりでモソモソ生きている。
のだが、世の中には、
必死のパッチ(死語だな)で、
日々、不妊治療に励んだり、
体外受精に代理母など、ありとある現代医学の裏技駆使して、
子を設けようとする夫婦がいる。
某タレントやら、政治家やらね……。
それがどうにも理解できない。
子を持ちたいなら、育てたいなら、
里子引き受けて、その子の将来見守ってやるという選択肢だってあるだろうに……。
今のオレの職場、いろんな子がいて家庭があって、
ウチの子だったらな……。
と、そんなこと引き受ける勇気も度量もない癖に、
無責任にも思うことがある。
世の中、人間、平等ですぜ。なんてのが、タテマエに過ぎん。
ってゆーこと思い知らされるのは、
心苦しく、腹立たしく、悔しくて、情けなくて、胸が痛む……。
そして、
「へべれけに酔っ払いてえなあ。そうして何もかも打ち壊して見てえなあ」と怒鳴りたいけど、怒鳴るでもなく、
静かに焼酎舐めながら、
ウチの子にならなきゃ、今頃は死んでいたかも知れないニャンコ撫でている。
ニャ〜。