グラントリノ

誰しも、


きついこと、つらいことからは逃れたいものであるから、


避けられるよう立ち回る。


それでも、どのように立ち回っても、立ち回らなくても、
お鉢というのが回ってくるコトがある。


だけんどもそこで、


陳腐なヒロイズムに酔いしれることなく、臆することなく、


きついこと、つらいことを引き受ける生き方、そして死に方に、


人としてあるべき、ひとつの形を見せられたよな気がした。