四月バカの悪い冗談

例えば、


オレは、この国の住人であって、この国の人間として、それなりに、人並み以上に、この国のこと愛しており、憂えており、その行く末について考えているわけだが、


オレの仕事している職場で、そこに勤務する人々や、そこで学んでいる青少年少女たちに、国歌や国旗に対して、声高に歌い給え、敬意払って頭を垂れ給えということを強制せんとする、薄気味の悪い権力なるものに対してはNOという立場貫いているのだが、


それでいてオレは、世間で評判の良ろしくないらしい、日教組に属したことの一度もない人間であって、集団徒党の行動のありよう信用しないで、孤独に、かつ誠実に生きてきたつもりなのだが、


かつて、
オレと同様のスタンスで、人権とか平等とか声高に説いていた人間が、
掌返したように、声高に歌い給え、頭垂れ給えということを指示強制する側の人間になったのだということ目の当たりにして、


これって、エイプリルフールの悪い冗談かしらん? と思うのだが、
それはエイプリルフールでも何でもなく、事実なのであって、


ニンゲンってヤダね〜。あー、くだらねー。と、心底思った。


そして、
かつてオレが教壇でくっちゃべってたこと聞いてオトナになった連中が、同僚として同じ職場にやって来たことや、


かつて同僚だった人が、ン十年ぶりにまた同じ職場にやって来て再開したりすることで、


オレも歳食ってんだな。と、思い知らされた一日。


ですけんど、オレは転がる男です。
転がった先にあるのがろくでもない未来だとしても、 KEEP ON ROCKIN'!


というよーな、年度当初の所信表明でした。