自虐で行こーぜ

航空幕僚長の田母神氏が、講演で引っ張りだこなんだそーである。

と言っても、ニュースソースがS新聞であるからして、ホントのところどれくらい引っ張りだこなのかはわからぬが、「大東亜戦争侵略戦争ではなかった」論文書いて、仲良しの都市開発・建設グループ代表が主催する懸賞論文で最優秀賞もらったお方のお話聞きたい人、支持する人が目白押しというのがホントだとしたら、かなり恐ろしい。

当のご本人も、「日本が謝罪ばかりしていることに『何かおかしい』と感じていた多くの国民が、私の発言にストンと心に落ちるものがあるのでは」など言うていやはるそうだが、

「自虐的歴史観は、もーたくさん、わしら日本民族は昔も今も間違ったことしてないし、偉いんじゃ」と、叫びたいヒトが増えているらしく、ひいてはそれは、「オレは正しい。悪いのはそっちじゃ」という傲岸不遜な人が増えているということ。

きっとそれは、現在ただ今この国で、目的も自信も喜びもなく、不平と不満の中で生きてるヒトが増えてることの裏返しなんだろーと想像する。

「なんかおもろない。でもオレは悪くない、悪いのはオマエらじゃ」という責任転嫁の負の連鎖。

取りあえず、実情実態知らないけれど、恵まれてそーに見えるコームインを批判する。
若者が堕落したのは、少年の凶悪犯罪増えたのは(実は増えてないんですが)、ガッコーのせいだ、戦後教育が間違ってたんだとキョーシを叩く。
職を切られた派遣社員を、とどのつまり自分のせいでしょ、せいだよなと冷笑する。

そういう発言の根っこはみな同じ。
そういうヒトたちに共通するのは、他者に対する想像力の欠落欠如。

世界中どこを見回しても、偉そうなヤツにろくなヤツがいないのは自明。

なんだけど、偉そうなヤツが好きなヒト、多いねぇ。みんなMか?

「生まれてすみません」くらいで丁度良いと思うけどね、オレは。